医院ブログ

きのうから12月の診療がスタートしました

このところ初診の患者さんが増えています

その多くはどこかしらに痛みがある患者さんです

きのうのお昼に飛び込みでいらした患者さんもそうでした

お顔を見るとほっぺたに冷えピタが貼られ、

待合室で氷を口に入れておられました。

私が受付に行った際にお声掛けすると、

頬を抑えながら俯いて辛そうなお顔。

お聞きすればこの後お仕事に向かわれるとのこと…

とても仕事ができる状態ではありませんでした

私はこういう時に燃える性格です

なんとか痛みをお取りして安心してお仕事へ

行っていただきたい!

当然昼休み返上で”情熱の歯科治療”です

お口の中とレントゲン写真を観て唖然としました

都心で何店舗か展開されている歯科医院での治療だそうです

大きな虫歯の歯に

“削らずに虫歯を溶かす魔法の薬”が詰められ、神経は壊死寸前です。

日本歯科保存学会認定医として思うところがあります

これだけの痛みがあれば麻酔も効きづらく、

途中で追加しながら神経の処置を。

神経の治療に必須のラバーダムシートが

かけられるだけの残存歯質がありません。

まずはこの辛お痛みを取るところまで処置し、

必ずきちんと治療をお受けになるよう説明をしました。

レントゲン写真を観るとインプラントが不適切な場所に埋入され、

その他にも多くの不適切な治療がされています。

ご自分の身体の一部である歯や口腔内を大切にしてください、

とお話させてもらいました。

午後の診療が終わってから改めてレントゲンを確認しました

このインプラントはおそらく抜去が必要です

朝からこの方のお口の中が頭に浮かんでいます

今日も安心・安全な歯科治療を

 

#日本歯科保存学会認定医

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