医院ブログ
昨日は朝一番でインプラントの手術でした
この手術は1本のインプラント埋入でしたが、綿密な診査・診断を行った上での手術でした。
この方は他院ですでに数本のインプラント治療を受けた治療歴があります。
私のところに初診でお見えになった時にはすでに、上部構造のセラミックは全て破折し咬合面形態は崩壊。
顎位は大きく狂ってどこで噛んだらいいのか分からない、という状況でした。
その時の手術後の強い痛みにトラウマがあり、ものすごく怖がっておられたのです。
加えて骨密度にもやや不安があり、主治医との連携の元で抜歯からインプラント埋入までに結構な時間が必要だったのです。
手術翌日の今日、
「痛みも腫れもなく昨夜こんなによく眠れるとは思わなかった!」
とにこにこの笑顔で仰ってました。
インプラント治療の目的は、フィクスチャーと呼ばれるインプラント体を埋め込むことではありません。
欠損となった歯を回復し、元の歯と同じように噛めるようにすることが目的です。
その目的を誤って埋入できる骨はどこにあるか?ばっかり考えている歯科医が多いのが現状です。
ここからの補綴設計が肝になりますから、最後まできを引き締めて治療に励みます
今日も徹底的に安心・安全な歯科治療”を
#日本歯科保存学会認定医
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