医院ブログ

雨の週末です☂️

気がつけば10月も折り返しとなりました

 

今週は初診の患者さんも多く、ブログを認める余裕がないほどに忙しくしていました

 

昨日の初診の患者さん

40代後半の女性でした

他院にて月末にインプラントの埋入手術の予約があるとのこと

ただ予約は取ったものの、一体どんな手術なのかほとんど説明がなく、

とても心配で私の診療室にお見えになられました。

 

セカンドオピニオンをご希望との連絡を一昨日にいただきましたので、

アポイントはどうやっても来週以降の予定だったんです。

でも本当にお困りのようでしたから、お昼休みか診療後に時間を取ろうと

考えていた矢先、滅多に出ない当日キャンセルが出たのです。

 

すぐに電話をかけ、

「拝見してからでないと治療をお受けできるか分かりませんが、いらっしゃいますか?」と伺うと

『他の予定が入っているけど、どうしてもこちらを優先したいのでキャンセルして伺います」

とのお返事でした。

よほど歯でお困りの様子が伺えます

 

ご来院されてからまずはじっくりとお話を伺いました

ご自身の主訴はこうです

「左下の奥歯を二本抜いて、さらには右下の奥歯も高さを落とすために削ったら

神経が出たので治療中で、噛み合わせがなくなって前歯の調子が悪いんです」

 

口腔内を診てレントゲン写真を撮影してみると、なかなかの難症例です。。。

インプラント埋入予定の部位に至っては歯槽骨がほとんどありません

 

「インプラントの手術について何か特別な処置が必要と言われてませんか?」

とお聞きすると

「骨を、、、造成?するとかなんとか言われました」と。

「骨造成をすると言われたんですね?それがどんな手術かご存知ですか?」

とさらに伺うと

「ほとんど説明がなかったのでネットで調べました」

「すごく不安で気が気じゃありません」

「でも先生があんまり調べたりせず、僕に任せておけば大丈夫!」

と仰ったので、、、

こんな会話をしていました

 

「残念ながら私はいますぐここにインプラントの手術をする技は持ち合わせていません」

「今はあなたの顎位が狂っていますからなおさらです」

「細かい資料採りをして診断をしないとわかりませんが、まずは治療用の義歯を入れて

顎の位置を安定させることが賢明かと思います」

とお伝えしました。

 

「わたしも そう思って先生に入れ歯のほうがいいと言ったんです」

「そうしたら入れ歯よりもインプラントのほうが前向きな治療だから、入れ歯はやめましょうと

言われて、、、」

 

何をもって前向き後ろ向きかはわかりませんが、少なくとも私は

インプラントが義歯よりも前向きだとは思いません、

とお伝えしました。

 

「今日ここに来て合点がいきました」とお帰りになられました

 

この患者さんのレントゲン写真を見ながら、どう着手するかを考えています

いずれ患者さんの許可が出たらレントゲン写真をupしますね

 

今日も徹底的に安心・安全な歯科治療

 

#日本歯科保存学会認定医

#マイクロスコープを使った精密治療🔬

#歯の保存を第一に

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